全身疾患のある方は注意!!
2010/03/21院長の豆知識
もうすぐ春休みで、少しずつ暖かくなってきましたね。
来週あたりは桜も満開でしょうか?しかーし、今日も黄砂がひどい!洗車しても車が真っ白です。
さて、今回は最近多く見られる全身疾患のある方の、歯科治療時の注意点について少しお話したいと思います。
1.高血圧症の方
歯の治療は「痛い」、「怖い」というイメージが先行し、「キーン」という音を聞いただけで緊張し不安になり、血圧が上がるものです。その結果気分が悪くなるのですが、このようなトラブルの約3/4は脳貧血であり、それも麻酔中か麻酔後に多いのです。緊張しているところにチクッとした痛みを感じると、それが不安になり気分が悪くなるのです。
まして、高血圧症で治療されている方で、血圧のコントロールがうまくいっていない場合は、急激に血圧が上昇して治療が出来ない場合もあります。場合によっては、笑気麻酔や、鎮静薬を使用し治療を行うこともありますが、治療中に血圧や、脈拍をモニターしながら治療を進めると、より安心でしょう。
2.抗血栓療法中の方
循環器系の病気をされた方は、ワーファリンをはじめ、小児用バファリン、パナルジン等の血が流れやすくする薬を服用されていると思います。抜歯等の外科処置の為、薬を中断すると、薬を再開した際に脳梗塞や心筋梗塞を起こす可能性が6~8%の割合であると言われています。これらの薬を飲んでいると、外科処置後の出血が止まりにくいのですが、現在では休薬せずに局所に凝固剤等の詰め物をして縫合することで出血を防いでいます。
3.骨粗しょう症の方
最近、骨密度の低い方を中心に骨粗しょう症の薬(ビスフォスフォネート)を服用されている方が、非常に多くなっています。これは、骨の吸収を抑制する非常に優れた薬で、他に、悪性腫瘍による骨病変や高カルシウム血症の治療にも使用されています。しかし、副作用として顎の骨が腐ってくるという報告があります。その為、服用中の方には抜歯やインプラントといった外科処置を行うことができません。
その為、この薬を飲まれる場合には、その前に歯科を受診して頂き、抜歯の可能性がある歯は先に抜歯しておくことをお勧めします。
今回は以上ですが、この他にも様々な病気で、色々な薬をのまれている方が多くなっています。歯科に限らず、病院を受診される際の問診には正確にお答えください。
おおつか歯科医院でも、服用中のお薬については、詳しくお聞きしていますが、皆さんも受診時には必ず申し出て頂くようにお願い致します。
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